掌

被災された皆様

 

薄っぺらな言葉でしか、お伝え出来そうにないのですが、心よりお見舞い申し上げます。

 こんな時、自分に出来る事が限られていることに歯痒さを感じます。

 

先週から流れる速報、警報、余震の続報など、耳を塞ぎたくなる、としか言いようのない報せに何も出来ず、ただ臍を噛むばかりです。

 

先日いくつかのチェーンメールが届きました。

いえ、届いた際はそんな事思いもしなかったんですけども、少し考えれば、確かにおかしいと分かりそうな内容です。

 

送ってくれたひと達に悪意は微塵もなかったと思います。
誰もが少しでも、何か出来る事があるのであれば、と必死、だったんだと思う。

 

踊らされたことに憤りを感じてる訳ではなくて。

ただ、自分の無力さ加減が、そのメールによってまざまざと突きつけられたみたいで、自己満足の範疇だったとしても、哀しい。ただ、それだけです。

 

こんな時、ただ祈ることしか出来ない自分に嫌気がさして、でもやっぱり祈らずにはおれません。

 

掌を組んで、結んで、祈る事で願いを繋いで、ダレカに届くのであれば。

それが傲慢な言い掛かりだったとしても、ダレカは思い知ればいい。

 

もう充分でしょう？これ以上、誰も呼ばないで下さい、と叫びたい。

 

人が居るからこそ奇蹟が在るんだって、奇蹟が在るこらこそ、ダレカを信じれるんじゃないですか。

 

無力だと分っていても、ただ、ただ、ひたすらに。

 想いも願いも祈りも人が居なければ何も産み出せないと思い込んでます、根拠なんかなくても。

 人を最終的に救うのは、ダレカじゃなくて誰か、人だと信じています。

とりとめもなくて、すみません。
自己満足でしかない、嘆きを吐き出して、それから、少しだけ、自分に出来る事を、出来る範囲で始めよう、と思います。