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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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いやはや、今現在AM4時です。風がひどいです。雨なんてじゃぁじゃぁです。が!!!!
どうしましょう!?まぁうるさいので君と~の続きをがりごり書こうかな、と思いまして。ただ、ふらふら~!っと!素敵サイト様に飛んでみたら!!おおぅ・・・・どうしたもんか。素敵企画が立ち上っておいででした・・・・
やばい、ヤバイ、ヤヴァ~イ!!(うざい、ですね)ちょっ、頑張りたくなっちゃうんですけども!!

は・・・・はじけろ、マインド・・・・と言ってみる。も・・・いや、やめとこう。うん。
黒ミツ話書くつもりでしたが、あははは!!素敵サイト様の企画最優先で!行こうと思います。
まぁ、あれだ。自己満足ブログっていいなぁ・・・・これが素敵サイト様だったりしたら、きっと大変なんだろうなとぼやや~んと思ったのでした。

追記:書き終わったのが6時。ああ、静かな朝なのに。
はじけるマインド、がそら恐ろしい。

君と一緒に協奏曲(後)



スーパーなんて行かなきゃよかった、と思った。

あれ、とよく見知った後姿に声を掛けようとして、やめる。そうして、思わず回れ右をして隠れてしまった。
何やってんだろ、私。
自分の息子なのに。でも。その隣には、すらりとした後ろ姿の若い女性がいた。二人して、楽しそうに笑っている。ちらり、と調味料のコーナーの棚から顔を出してみる。亘がじゃがいもを手に取っていた。
あ、という顔でこちらを見るから。ばれた、と思って。
びっくりして、顔を引っ込めてみたけど。でも私に気づいたんじゃなくて。小さな女の子の手を引いている男の子に話掛けただけだった。きっと、あの子が芦川君と妹で、その隣りが、叔母さんなんだろうな。
やいの、やいの言いながらこちらに向かってくる。
思わず。思いっきり顔を背けてみる。・・・・そろそろと顔を向きなおす。

「あ、叔母さん、それもいる気がします」亘が何かを指差す。
「あ、そうなの?じゃ、買おう。あ、アヤ!お菓子そんなに買ってどうすんの」めっ、と女の子に言う。
「いいんじゃないの。どうせ叔母さんも食べるんだろ。アヤ、好きなのいれな」

わぁ、その言い方可愛くない、と顔をしかめたその女性の横顔はかなり、美人だった。
どうしてだろう。
今、亘に遭いたくない。結局何も買わずにスーパーを出る。

ぱちん、とキッチンの電気をつける。
本当に何やってんだろ、私。カップ麺でも買ってこればよかった。
何か、を作る気がまったくしない。とりあえず何か、飲みたかった。
ぱかり、と冷蔵庫を開けると右のポケットに。
中国の伝説上の動物が描かれたアルコール飲料の缶が何本か並ぶ。まぁ。要するにビールだ。
飲む人がいなくなって。
増えもしないが、減りもしなくなっていた。思わず手に取る。

「まぁ、一本ぐらい。いっか」
そうして、
ダイニングテーブルの上にはビールの空き缶が2本ごろん、と転がっている。

「だいたい、私は『邦子』であって『お母さん』じゃないですよーだ」
手に持ったビールのプルトップをぷしゅっ、と引き上げる。
何よ、亘のばか。早く帰るのよ、って言っておいたじゃない。
一気にビールをあけてがつん、とテーブルに叩きつける。
あれ?胸が、むかむかする??気持ち、悪い。
急いで流しのシンクに駆け寄った途端に。げぇげぇと吐く。ビールしか出てこない。
すっぱい味がする。口の中が気持ち悪い。蛇口をひねって水を出してそのまま口を漱ぐ。

「お母さん」、はこんな事しないよね。ふらふらふら。
椅子を曳いてどたん、と腰を下ろす。別に見よう、と思って見た訳じゃないのに。
向かいの主のいない椅子が、眼に入る。
誰かの影を期待して。でも、そんな自分にうんざりで。

「寂しくなんか、ないから」口に出した言葉はなんて。なんて、嘘っぽく響くのか。
良い妻、いいお母さん、であろうとした。自分は間違ってなんかないって思ってた。
でも、それは。あなたにとっては、違った、のね?

ねぇ。亘はどんどん似てくるの。びっくり、しちゃった。
どんどん私の手を離れていく亘。
「お母さん」を必要としなくなる亘。
それがたまらなく、怖くて。寂しい、の。はたり、はたり。
それが自分の涙だと気づくのに、少し時間がかかる。私、いつから声を上げて泣かなくなったんだろう。
はたり、はたりと涙は止まりそうにないから。少しだけ。少しだけ眠ってしまおう。

眠りに落ちる直前に。あたたかい手が私に触れた、と思ったのは勘違いだろうか。
・・・・・・あれ?何か、焼ける匂いがする。
頭の中は早く起きなきゃ、と声がするのに。
待ってよ、もう少し。
だめ、早く起きなきゃ。だって、何か焼ける匂いが、焼け、る???!
がばり、と身を起こす。体が痛い。テーブルで寝てしまったからだろうけど。
はらり、と下に白いタオル地の布が落ちる。どうやら、掛けられてたらしい。

「あ、お母さん。今ね丁度出来たから起こそうかと思って」
亘がぱたぱた、と走り寄ってくる。
「出来た?何が?」ことり、と私の前にお皿を置く。
「はいはい、座って、座って」
亘が向かいの椅子に座る。主、のいなかった椅子に。
「ね、お母さん、オムレツ作ったんだ。蟹たまの。食べてみてよ」
お皿の中にはオムレツ、と言うには不恰好なシロモノがでん、と鎮座していた。
ぱくり。言われるままに口に運ぶ。・・・・・・しょっぱい。塩、入れすぎ。油、入れすぎ。
でも。それでも私にとっては。今一番食べたい、ものだった。
「美鶴んとこでね。叔母さんに料理習おうと思ったんだ。でもさ。叔母さんもあんまりしたことないみたいでさ」
大変だった、とはにかみながらぽりぽり頭を掻く。

「でもね、僕オムレツ作れるようになったよ」へへへ、と顔いっぱいに満面の笑み。
「あ、だけどまだ勉強中でさ。色々と難しいんだね、料理って」
すりり、と亘の小さな肩に頭を寄せる。亘、の匂いだ。
ひどく、ひどく安心する。
「お、お母さん?」
嬉しくて、ただ、嬉しくて。
「今度はさ。『お母さん』と一緒に作ろう?」
うん、とまた満面の笑みを返してくれる、与えて、くれる。
それだけで、嬉しくなる。本当は、内緒にしとこうと思ったんだけど。
あんまりにも嬉しいから。教えてしまおう。亘の耳元に口を寄せて。内緒ばなしのように。

「あのね。お母さん玉ネギ、嫌いなのよ」
びっくり顔のあとで。びしぃ!と指をたてる。
「好き嫌いだめだよ、お母さん」
「いいの。『お母さん』だから」
なにそれ!と不満顔の後で。二人、顔を見合わせてけたけた、笑いあった。

今度の週末は君と一緒に。
たくさん、たくさんおしゃべりして。
いっぱい、いっぱい料理を作ろう、ね?



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