お稲荷さんは昔、おやつと言われて出されました。

そう言えば。

 

今年の恵方は北北西（西よりの北）なんですってね。なんでこんなこと言い出したかってのは、まぁ私は信心深い方でもないのですが、八百万、やおろずのカミサマどんとこーい！な奴なので、ってか大抵の日本人はそうかもしれませんね。

 

いやまぁ日本人でも神道をこよなく信心してる方とか、敬虔なキリスト教信者の方とか、仏教に帰依していらっしゃる方とかいるかもしれませんが。いや、別にその方々のことをあーだうーだ言いたい訳ではないので悪しからず。

 

私はカミサマ自体は、嫌いじゃないんです。

ただ、一直線にカミサマの事が大好きで大好きで仕方がないニンゲンが苦手なだけです。

 

って既にあーだうーだ言ってますね。聞き流して頂けると嬉しいです。

まぁ、それはコッチに置いといて。

そうそう！今年の初午の日がたまたまね、節分の日にカチ合うんでほほう、と思ったのです。去年は８日。

 

伏見のお稲荷さんが初めて鎮座された日なものですから、狐にとっては一番力の強くなる日、もしくは格を上げ易い日なのでね。これはもう、乗っかるしかないでしょう、と。

 

恵方巻きじゃなくて稲荷寿司でも食べようかなと一人、目論んでおります。家族は恵方巻きだろうけど。

 

それとは関係ないようでちびっと関係ある今日はエピファニー（Ｅpiphanie）キリスト教の祭日です。なんぞなもし？

 

うん、私もお菓子を焼くようになって知ったんで浅い知識でしかないけど（笑）あれですよ。ガレット・デ・ロワを食べる日って言えばちょっとは「あ～なんかそんなんあったよーな」と思う・・・思わんよなぁ。

 

だってこのお菓子、焼き菓子に分類されると思うんだけどケーキ屋さんで見たことないし。こじゃれたカタカナのパン屋さんでしか見たことなかったもんなー。

 

しかもそのこじゃれたパン屋さん、ウチの地域から撤退したし。とぼーん。

 

Galette des Rois　は、フランスのお菓子です。ガレットが円形のお菓子、ロワが王様。だから王様のお菓子。ちなみにdes Roisってのは複数形。キリストの誕生を祝って東方から来た３人の王様ってことで、複数形になってる。

 

ガレットのクッキーのパイ版って言えば分かりやすいかも。中はアーモンドクリームのみ。

カスタードクリームのが売れるよなぁと野暮な事を思うのはこの際無視ってことで。

 

大体直径20ｃｍぐらいのを切れで売ってるのが多い。ラッキーだと中にフェーブが入ってる。フェーブが入ってたら当たり！入ってなく売るお店もあるけど。もしくは、大抵フェーブが陶器なので、別添えでくれるとこも。知らずに食べると危ないしね。

 

フェーブが入ってたら、アナタ、王様ですよ。まぁそれがどうしたって話ですが、ホールで買って家族や友人達と分け合って誰が王様か？とかやってみたりするらしい。

 

そこに懸想している相手が居れば、王様は外ツ国のフランクな空気で接吻けにもっていけたりとかするなんともマイファニーなイベントですな。

 

こう、ぐにゃぐにゃ言っときながらアレなんですが自分はパイ生地のお菓子は面倒で滅多に焼きません。って言い訳ですね。はい、失敗率が高いので苦手なだけです。

 

このガレット・デ・ロワも買うのがもっぱらで、もっと言うと似非コレクターなんで、フェーブのみ毎年買い漁ります。無駄遣い万歳。

 

だって、向こうのフェーブ、ころんと陶器製で可愛いし！芸術の都製だけに精巧だし！にゃんこだって、フクロウだって、パンだってマカロンだって・・・・・買い集めたくなるんだ、ＹＯ－・・・・・！

 

今年の目標、感謝と節制。

激しく崩れ落ちていきそうな予感が満載です。未だ明けぬ己の日の出はどっちだ！