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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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おろろろろ~ん!!(大泣)

唐突に、この「気の迷いでしかないはずなのに」の、後ろの「の」の項目のSSモドキをがりごりしようとして。

あああああああ!明らかに、意味不明でツマンナイハナシになった・・・・・!
と、へこんでみたものの。

「ここでひけるカァァァ!!」と妙に意固地になっちゃってがりごりを強行したんですが。
あ、れ・・・・・!
長く???長くなってきたのやもしれぬ、なぁんて収拾がつかなくなったので。
イキナリ前後編に分けざるをえなくなったという・・・・!と、イウーーー???
 
あっれれ~??ちょっと、この前編いらなかったんじゃ・・・・・・・!!(心の叫び)
 
って突っ込みは、真摯に受け止めさせて頂きます。正しい意見だと思いますとも!
 
はははははは!!!
そんなこたぁ、承知のスケなのだよ!!
 
ですが、今回メインに持ってきたかったテーマがありまして。
それというのが、
 
    アヤちゃんと、お盆。
 
HA?って思われた御方様!!仲間ですよ!(ヤケクソ)
私も、ぼふぅん!とこのフレーズが浮かんだ時にですね。
 
「あ~ムリムリ!!ナニ??私、ナニが書きたいのさ!」って、セルフ突っ込みをしてしまいましたとも!
 
もう、何がナニやらワケも解らずこの単語どもが浮かんできたのですが。

まぁ、多分書きたかったのは「お盆」ってぼかした言い方をしてますが、つまりはアレです。

私の捏造ブレイブのでは、ですね(唐突に!)
映画版のラストに、+αした捏造芦川家が根底にあるんですが(やっぱり両親は他界、そうして二人で叔母さんとこに預けられるっていう本当、希望的願望が暴走した妄想ですが)
 
美鶴はもちろんですが、アヤちゃんは両親の事をどう、受け止めるかなぁ、ってのが非常に気になりまして。
 
気になってしまったら、このテーマがどうしても、どうしても書いてみたくなったのです。
 
まぁ、何気に結構私のナカではハードルどころか、高飛びレベルの高さのテーマだったりもするんですが。
 
多分、去年は確実に無理だったと思うのです。
かといって、今年このレベルに手を出すの!!?って思わなくもないですが。
 
去年、一年まるっと、って程ではないですが、まがりなりにもブレイブをがりごりしてきて、思い上がりかもしれないのですが、薄ボンヤリと(あくまで、私解釈なんですけども)「無理」が「出来るかも、しれない」に。
ちょっぴり、ですが変わってきた?ので、無謀にもがりごりしちゃいました。
 
それでも、私なんぞが容易に手を出せない(出すべきじゃないとも思うけど)類のオハナシだとは思うんですけどね。

   アヤちゃんと叔母さん、アヤちゃんと美鶴、アヤちゃんと、いまとあしたと。


多分、己の自己満足の為にがりごりしたSSモドキですので。
特に、本当に、特にナニもないのです(って、私のSSモドキって大概が何もない気がします)

もし、そんな自己満足にでも付き合ってやるかぁーな、奇特な御方様は。
どうぞ、お盆初日です。前編だけですがお付き合いくだされば、とても嬉しいです。
 
 
 
 

じーわ、じーわ、じーわ、じぃぃぃぃぃぃぃ、
 
 
もうすぐ、夜が来るのに。
蝉って、夕方でもこんなにすっざまじぃ勢いで鳴くコンチュウだったっけ??
 
朝焼けと間違えた、ってありえなさそうな屁理屈でもこじつけたいぐらいに。
 
じーわ、じーわ、じーわ、じりぃぃぃぃぃぃぃ、
 
蝉の声が、五月蝿い。
 
「あーもぅ!!暑苦しいなぁっ!!五月蝿い、うるさいんだってば!!!!」
 
スーパーからの帰り道。
トマトとズッキーニしか入ってないビニル袋をぶんぶんと振り回した。
ほとんど、というか完全に八つ当たりだ。
 
    
   あ。ちょっと(どころか、かなり)恥ずかしんじゃないの、あたし!
 

振り回しといて、今更ァ?って少し思ったけど。
それでも、あたしの知ってる「誰か」に見られたくないなぁ、って思ったから。
 
     誰か知ってるヒトとか、見てませんように。

いるかいないかも解んないカミサマに、一応、頼んでみた(まぁ。アテにはしてないけどね)
 
  
   ノスタルジィさえあなたのもの(前)
 
 
「アヤ?アーーーーーーヤッ!!ちょっと!!無視とかだったらヤダからね!もしそーなら、お姉ちゃん軽くへこむんだけど!!」
「ダイジョーブ。無視じゃぁないよ、お姉ちゃん」

ひらひらぁ、軽く手を振りつつ、アタマの片隅で。

「あぁ。ほんと、お姉ちゃんって期待を外さないなぁ」ってぼんやりと、思う。
 

お姉ちゃんを、見た。
6月に結婚していったお姉ちゃんは。
スーパーの野菜売り場でとナスとキュウリを相手に、じいぃっと、にらめっこしてた。
 
     あ、と思った。

と、同時にお姉ちゃんはやっぱり。
あたし達のお姉ちゃんだなぁ、って妙に確信してしまった。
 
    アレは多分、きっと、そうだ。
 
あたしの予感は、結構当たるから、間違いはない、と思う。

それに。
あたしも今、まさに同じ野菜を買おうかなって思ってたとこだから。
 
ソレに気付いてしまったら、もうあたしの役目は多分、ソコで終わりだ。
じゃぁ気付かれないうちに帰ろう、って思ったのに。
 

・・・・・・・なのになー、なんでかなー、このヒトは!
 

どうしてこう、間が悪いというか。
うぅん、タイミングがいいというか。
ぐるぅん、と振り返ったお姉ちゃんと。
 
    
      あたしは、目が合ってしまった。
 

咄嗟に、思いっきり目を逸らしてしまったのはお約束で(そうして、さっきのセリフを吐かれる事になる)
 

「ねぇ、アヤ。美鶴は?夕飯の買い物なんでしょう?」
「ついさっき、一緒に済ませたんだけど。買い忘れたモノがあったから。あたしだけ買いに来たんだよ」
 

     お兄ちゃんへの嘘と同じ嘘を、お姉ちゃんにもついた。
 
「うーん。アヤはしっかりしてんのに、タマにそういう事あるよねぇ。なに?あたしが一緒に買うよー」
 
いや、まさに。
買おうとしてたのは、
お姉ちゃんのカゴのナカの。
ナスとキュウリ、なんだけどね。
 
「んー、じゃ。これ。トマトとえーと、このキュウリみたいなやつ?」
「『じゃ、これ』って!もー!それにねぇ、コレはズッキーニって言ってさ、カボチャの仲間だよ」
「あ、そうなんだぁ。コレ、お兄ちゃん食べないよねぇ?」
「うーん。そうだなぁ、まず見た目でアウトなんじゃないかなぁ」
 
あたしも、そう思う。
お兄ちゃんは基本的にあたしの前では、何でも食べるフリ(!)をする。
あくまで、フリに留まっているので。
教育上あんまり意味はない気はするんだけどね。
 
そう、お兄ちゃんは。
涼しいカオで
自分が苦手なモノはあらゆる手段(主に屁理屈)を行使して、確実に残す。
 
「あらゆる手段」の被害を多分に被っているのは、亘お兄ちゃんだ。
 
    
       ちょっと思い出したら、笑えてきた。
 

「ちょっと!!美鶴ッ!!いま!!僕んとこにじゃがいも入れてたよね、絶対!!」
「スマンな、亘。俺は小さい頃から『カレーの中のじゃがいもだけは喰うな』と言われてる」
 
  んな、アホなこと言われるかァァァァァァ!!!
 

・・・・・・・・・っ
て、亘お兄ちゃんが盛大に突っ込んでたっけ。
 
じゃがいもが嫌いって訳じゃなくて。
イモ類と言うか、加熱したイモ類を口に入れた時の予想外の「熱さ」が苦手なんだそうだ。
 
あとは、嫌いなモノと酷似した見た目のモノもアウト。
お兄ちゃんはキュウリが嫌い(これは苦手じゃなくて、「嫌い」なんだそうだ)だから。
 
・・・・・・・このミドリの野菜もアウトなんだろうなぁ。
 
「アヤ?さっきから、ぼーっとしっぱなしだよ?やだ、風邪?」
「うぅん、違うよ。やっぱこのミドリの野菜、お兄ちゃん駄目だろうなぁって、考えてただけ。じゃ、いーや、これ」
 
戻そうとしたら、お姉ちゃんに止められた。
 
「いーよ、近いうちにそっち行こうと思ってたからさ。そん時、ラタトゥユ作るから。あたしがこれ買ってくよ」
「でもさ。ソレ入ってたら、食べない可能性は大、だよ?」
「そん時は、拳で解らせるからダイジョーブ」
 
ふふふふぅ、
 
と笑って買い物を続けるお姉ちゃんは、いつも見ていたお姉ちゃんと何も変わらない。
 
変わらないハズなのに。
なんだろう。
ここにいるお姉ちゃんはやっぱり、ウチにいたお姉ちゃんと別人に見えた。

    そうして唐突に、納得してしまった。
 
あたし達のお姉ちゃん、ってだけの存在ではなくなっちゃったんだなぁって。
それが、とても淋しい、と思う。

そうして、今の。
この、夕方、野菜売り場に溶け込んでいるお姉ちゃんを妙に、懐かしく思う。
 
あ、そっか。
多分、淋しさってのは単品じゃないんだ。
きっと、淋しさと懐かしさはセットでやって来るもんじゃないのかな。
 
そんな風に考えてたら。
あたし達のお姉ちゃんを攫っていったヒトが
少しだけ、恨めしく思えた。
 

だから。
お姉ちゃんが送るよ、って言ってくれたのに断ったのも。
お姉ちゃんを見送りたくなかった、ただそれだけ。
 
「じゃぁさ、アヤ。明後日、アンタ達んとこ行くからね!!で!!泊まっちゃうつもりだからよろしくー」
「えー、お姉ちゃんいいの?旦那さんいいって言ってくれたの?」
「これから言うからいいのー」
 
  
     (それに。
ナスの牛さんとキュウリの馬さん作らなきゃ、でしょ?)
 
 
    うん、お姉ちゃん。
    今年も、お父さんとお母さんがやって来る時期が来た、ね
 
じぃぃぃぃぉ、 じぃぃぃぃぃぃぃぃお、じぃぃぃぃぃぃぃぃ、
    
こんな日の夕方5時はなんだか、落ち着かなくて困る。
薄ぼんやりとした輪郭を伴う夕焼けに。

じり、じぃぃぃぃぃぃぃ、じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、


蝉の声は、反則だ。
ナニカに急き立てられてるみたいで、どんどん落ち着かなくなる。


        かさり。

ビニル袋から、覗く牛と馬になり損ねたトマトとズッキーニが少しだけ。
 
     「早く、ウチ帰らなきゃ」
 
鮮やかにその存在を主張してたのが、少しだけ憎たらしかった。
 
 
 
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