このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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ぬう・・・・!
風邪っぴきなのか?そうなのか?アタマが廻っておりませんが、いや、なんだか沸いている気がするのが正しいのか?もう、終わってしまいましたが(大泣)文化祭ネタですみません・・・・!
しかも、なんだぁぁぁ!!これぇぇぇぇ!!
・・・・・・・続きはあるのか、ないのか。
しっかし、お祭り前にあげる予定だったから・・・・・
脳内がお祭りむーど・・・・だったんだなぁ(なんだかカワイソウネー)
心の優しいお方様・・・・お付き合い下さいます??
風邪っぴきなのか?そうなのか?アタマが廻っておりませんが、いや、なんだか沸いている気がするのが正しいのか?もう、終わってしまいましたが(大泣)文化祭ネタですみません・・・・!
しかも、なんだぁぁぁ!!これぇぇぇぇ!!
・・・・・・・続きはあるのか、ないのか。
しっかし、お祭り前にあげる予定だったから・・・・・
脳内がお祭りむーど・・・・だったんだなぁ(なんだかカワイソウネー)
心の優しいお方様・・・・お付き合い下さいます??
三谷君のいつもの毎日
時々、思う事がある。
神様ってのはぐうたらな上にえこひいきもするイキモノで。自分が気に入った人間にはいくつもいくつも、サイノウってモノを与えちゃうんだろうなってことを、
―――――美鶴を見るたんびに、思う。
だけど、美鶴の不機嫌そうな横顔が緩むことは、ない。
オトナ達が美鶴を褒めるたんびにむすぅと不機嫌になるのは、何でなんだろう?
むしろ迷惑そうに口をかたくなに引き結んでは時折、ため息が零される。
でも答えはすぐに解ってしまった。
そう僕でも、わかってしまった。
オトナ達は神様同様に、美鶴が「お気に入り」だ。
美鶴、ではなくて「ユウシュウな芦川美鶴」が「お気に入り」なんだ。
美鶴、ではなくて「ユウシュウな芦川美鶴」が「お気に入り」なんだ。
美鶴は口に出したりはしないけど、そんなオトナな先生たちに、うんざりしてる。
そうしてオトナはコドモの事情ってやつを全く理解していない。
僕らには僕らのセカイのルールがある。
僕らには僕らのセカイのルールがある。
神様なオトナたちから見て「お気に入り」でも、僕らコドモから見た美鶴の評価はぱっくりと二つに別れることになる。
すごいやつ、だから近寄れない。
生意気なやつ、だからムカつく。
でもそれってみんな、ちょっと勝手だ。
「三谷ぃ、三谷ぃ」
「へ?」
「こ、これ芦川に渡しといて。じゃっ」
「あ、ねぇちょ、ちょっと!」
あれ?さっきのやつクラスにいたっけ?
「亘、さっきのやつ隣りのクラスのやつだぞー、ってか。なんかうちのクラスに用だったんか?」
カッちゃんが僕の手の中のモノをひょいっと持ち上げた。
カッちゃんが僕の手の中のモノをひょいっと持ち上げた。
「カッちゃんだめ!それ美鶴にってさ。今のやつ、美鶴と同じクラスのはずなのに、ね」
用、って言うのかなこれ?
僕に渡されても、なぁ。
普通、本人に直接渡すもんじゃないのかなぁ。
あ、そうそう。
美鶴はこの秋無事に我が校の児童会会長になった(本人、かなり不本意らしいけど)
もちろん、副会長には宮原がしっかりと納まっているあたりぬかりないなぁと思う。
「ね、宮原はまだインフルエンザだっけ?」
「ん。ちびどもと仲良くぶっ倒れてるらしいってのは聞いたな」
「文化祭発表会迄に治ると思う?」
「無理なんじゃねぇ、あさってだぞ」
「そうだよ、ねぇ」
僕はため息をついた。
児童会の展示物、間に合うんだろうか?
僕らの小学校では1~3年生が劇の発表で、4~6年生が展示物作成になってるんだけども。
学年の展示物とは別に、児童会でも展示物を作成することになっているんだ。
ちなみに、僕らの学年の展示物はクラスごとに版画で名画を彫る!ってやつ。
僕らんとこは、ハトの中に空があるやつ。誰のだっけ?
美鶴たちのクラスは夕焼けに頬っぺたがこけたヒトが縦に口を開いてるやつ。どっちも有名なヒトらしいけど。
「たしか児童会の展示物って、図書室借り切ってうちの町の模型づくりだったよな」
「うん」
「5時間目終わったら、図書室寄るか」
「だね、あ。でもその前に寄りたいとこあるんだけど」
あ、汚ねぇ!とカッちゃんが言うけども。
もともと、美鶴に渡せって預かったものだし、僕がひょいっと奪い返す。
あ、汚ねぇ!とカッちゃんが言うけども。
もともと、美鶴に渡せって預かったものだし、僕がひょいっと奪い返す。
放課後、図書室、不機嫌な美人が独り。
・・・・・・って言ったら怒るかな、やっぱり。
ちょきちょきちょき、ぺたぺたぺ、ぶち。
ぶち?ぶち?ぶちぃ?
「ねぇ、美鶴。なぁんで、そんなにきっちり設計図は書けるのに、組み立てれないのさぁ」
「知るか」
ぶぅあーはっはっは、とカッちゃんが吹く。
僕、知らないからね。
「あ、あしかわぁぁっっ、なんだこのゲージュツテキにへしゃげた物体はぁぁぁ!」
カッちゃんて、時たま本気で恐いもの知らずだなと思う。
児童会の展示物の「我が町 小船町」はシンプルに画用紙を切って模型を作るだけ。色は塗らない。白一色。
この町にある目立った建物なんて数が知れてるし。
だけど、ね。
児童会の展示物の「我が町 小船町」はシンプルに画用紙を切って模型を作るだけ。色は塗らない。白一色。
簡単、と言えば簡単。
この町にある目立った建物なんて数が知れてるし。
だけど、ね。
「返せ、ついでに今すぐ帰れ。お前らを呼んだ覚えはない」
「なんだよーお前ら児童会がどーんなにスバラシイ展示物作ってるか見に来てやったんじゃねーか。っても、なぁ」
それまで笑ってたカッちゃんが、口をむぅと突き出して顎に皺を作る。
それまで笑ってたカッちゃんが、口をむぅと突き出して顎に皺を作る。
ねぇ、ほんと。
久々に僕もなんだかムカムカしてるんだけど。
このがらんとした図書室に。
どうして、他の役員たちはいないのさ?
どうして、他の役員たちはいないのさ?
なんで、美鶴一人ちょきちょきちょきちょき、ぺたぺたぺた、してなきゃなんないのさ?
「他の役員たちは?6年生がたしか会計でいたよね?」
「帰った。『俺ら邪魔しちゃ悪いからさ』って揃ってありがたーいお気遣いをやつらに頂いた」
「なっ」
「あぁ。あの、6年のやつね。お前の事気に喰わねぇってカオしてたもんなぁ」
ほんの少し。
ほんの少し、インフルエンザでぶっ倒れているであろう宮原に文句が言いたい気分になる。でも、本人目の前にしたら言えなくなっちゃうんだろうけど。
実質的に、現在の児童会の最高権力者は、多分。
宮原、だろうから。
美鶴は付き合わされた(おもちゃにされた)に過ぎないんだろうなぁ、うん。今ここに宮原がいれば、美鶴が独りここにいるこもなかっただろうけど。
「にしたって、美鶴は仮にも会長なんだよ?一番上のヒトなんだよ?カイチョウメイレイとかって言えばいいし、先生に言いつけちゃえば、さ」
「いい。面倒だから。やりたくないんなら仕方ないだろ」
「お前、相変わらず可愛くないこと言ってんネェー」
カッちゃんが、やれやれと言わんばかりに盛大にため息(鼻息?)をついた。
「お前ね。そーんなスカしたこと言ってもどうすんだ。
お前のゲージュツテキなセンスでどうにかなんのか?ならねーよ。見ろよ、まだ全然じゃん」
画用紙にキチンと書かれた模型の展開図。
ハサミを入れられて切り取られたであろう、模型たち・・・・の、残骸(にしか見えない)
漂いだした不穏な空気。
あ、なんだかこの空気前にも覚えがあるんですけど。
あ、なんだかこの空気前にも覚えがあるんですけど。
ここは図書室(高学年用だけどね!)だし。
うわ、宮原いないのにっと思ったんだけど。
ふっ、と空気が緩んだ気配がした。
美鶴がぽつり、と呟く。
うわ、宮原いないのにっと思ったんだけど。
ふっ、と空気が緩んだ気配がした。
美鶴がぽつり、と呟く。
「仕方ないだろ。見てのとおりだ。誰もやらないなら俺がやるしかないだろ」
ちょきちょきちょき、とハサミの音が夕焼け近い図書室にやわらかく響いていく。
あれ?あれれれれ?なんだろう、なんだか、な。
美鶴?美鶴、もしかして少し変わった、んじゃないかな?
いつもならカッちゃんの余計な一言でケンカになって。
殴り合いとか、はしないけどお決まりは美鶴がナニカを破壊して(すっげーメイワク)帰っちゃうってのがいつもの事じゃなかった?
それに以前の美鶴なら、こんな事されて迄ヒトやモノに係わらなかった気がする。
「別に、興味ない。どうでもいい」
って言うのがいつもの美鶴のセリフな訳で。
って言うのがいつもの美鶴のセリフな訳で。
自分から「やらなきゃ」って事は絶対に言わなかったと、思うのに。
カッちゃんも、びっくりしたカオで固まってる(ヘンなカオ)
ふふふっと、
カッちゃんも、びっくりしたカオで固まってる(ヘンなカオ)
ふふふっと、
僕はなんだか嬉しくなって少し前の時間に預かったモノを手提げカバンの中から大切に取り出して美鶴の前に置く。
見開かれる瞳たち。
「亘、これお前が作ったのか?」
美鶴が何度も、何度もゲイジュツテキな失敗をもってして作りたかった三橋神社の鳥居。
僕に「渡して」と頼んだやつは、児童会の書記だった。
美鶴が何度も、何度もゲイジュツテキな失敗をもってして作りたかった三橋神社の鳥居。
「僕じゃぁないんだよ、これ作ったの。ねぇ?」
「ああ。匿名希望君、其の壱だ、おぉい」
って言いながら、図書室のドアの外に張り付いた「気配」を引っ張ってきて匿名希望君を「存在」にする。
「う、あ。迷惑じゃなければ、その」
1人でも、いい。匿名希望君、と言う美鶴を助けてくれる仲間がまた増えたから。なんだか、嬉しくなる。
やっぱり独りはサミシイじゃない。
1人でも、いい。匿名希望君、と言う美鶴を助けてくれる仲間がまた増えたから。なんだか、嬉しくなる。
やっぱり独りはサミシイじゃない。
「助かる、じゃぁこれ頼む。これ終わったらそれ、組み立てて。時間ないから急ごう」
「あ、うん。わかった」
美鶴が、イキナリ「児童会会長」になった。
しかもヘタレ会長からデキル会長に。
「おい、亘、小村。何ほげっとしてるんだ。早く手伝え」
ほげっと、ってなんだろう、ほげっとって、と心の中でつっこむ。
「はい、はい」
「はい、はい」
「ぬぁ!カンドーの青春が!なんだか普通にスルーされた気分だぁぁぁ」
「うるさい、小村。感謝されたかったら、もっと人手連れて来い。どうせこいつ連れてきたのも亘だろ」
そうだけどなぁぁぁぁぁ、とカッちゃんがぶーたれる中。
あぁ、夕焼けがやけに眩しいなと目を細めたその時に。
あぁ、夕焼けがやけに眩しいなと目を細めたその時に。
くんっ、と美鶴に手を引かれて前につんのめったカタチになる。
そっと、美鶴の顔が僕の耳元に寄せられる。
「Thanks」
「イエイエ」
くすくすくす。
くすくすくす。
カッちゃんと匿名希望君が遠い目をしながらお互い見なかったフリをしていたのは、まぁ仕方ない話だね。
まぁ、見ようによっちゃ、ねぇ。
いつもの、事だけど、ね!
~おまけのけ~
「ナァ、小村。い、いいいいまのってさ。ちゅ、ちゅうってやつか・・・・」
「匿名君、世の中にやぁ見なくていいって事もある(ちょっと違うが)ってことよ」
オレタチハナニモミテハイナイ・・・・・!!
まぁ、見ようによっちゃ、ねぇ。
いつもの、事だけど、ね!
~おまけのけ~
「ナァ、小村。い、いいいいまのってさ。ちゅ、ちゅうってやつか・・・・」
「匿名君、世の中にやぁ見なくていいって事もある(ちょっと違うが)ってことよ」
オレタチハナニモミテハイナイ・・・・・!!
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