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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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ほんと、すみませんでしたぁぁ!!
うーだうーだで、何だか細かいとこ?をもそもそと手直ししてたら、あーもぅ!

・・・・・・・、って展開に!(まぁ!言い訳全開ですわ!!)

とりあえず、どの口が「出来ました~」なぁんて!!

ほざいたことを、盛大に謝らせてくださいぃぃぃぃ!!!!

ほんとに、ほんとに、ほんとに!!

           すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

以下もし、もしも!!

お付き合いしてくださるお優しい御方様がおられるならば。
今回もまた、本気で捏造、妄想が爆走しておりますので不快な思いをさせてしまったらすみません!

先に書いた通りです。

なんだか、美鶴殿が女々しいです(いつものことか・・・・)
亘さぁぁんが、えーと、なんだか。ほんと、軟派・・・・・?な、輩になっております。
アヤが、おっとこまえ?過ぎて、どうしよう??

あと、ほんとまぁ色んなツッコミどころは生温かく、スルーして頂ければ(大泣)

あ。

皆さん、お酒は20歳になってから!(って、皆様20歳越えてる、よね・・・・・)


ほんと、何だか・・・・・・・ナァ・・・・・・・
では、よろしければ。

お、お付き合い下さると、嬉しいです
クレーム、どんとこーい←覚悟した・・・・・


あたらしい昨日
 
 「ああそうかと気づいたら、ぜんぶぜんぶが」
 
 
     かしん、かららん、ことり。
 
ごとり、とテーブルに突っ伏して。
難しいカオして、ほけぇっとしている御仁を横目に見つつ。
僕は、その御仁の前に築かれた城壁に少し感動してみる。
 
ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ、なな、っと。
 
ふむ、7缶か。
今、僕の手には中国の伝説上のイキモノが印刷されたメーカーのビールが1缶。
 
で、僕の右隣に並ぶ空き缶が、えぇーっと。
3缶だから、あと残りは1缶、か。
 
よくも、マァと言うか、ナンと言うか。
はい。大きな声じゃ言えませんが、ハッキリ言って。
 
・・・・・・・・法律違反です(お酒は20歳になってから!)
 
        はぁぁぁぁ、
 
本日、何度目かの溜め息を盛大についてやる。
もちろん、ワザとだ。
 
「なんだ、亘。人の前で溜め息つくな。鬱陶しい」
「えーと、『かーなーり』をつけて。『鬱陶しい』と言う単語をお返しします」
 
思いっきり、睨まれた。
けど、テーブルに突っ伏してる姿で睨まれても、ナァ。
 
「で、どぉでしたー?ビィルのお味は」
「まずい」
 
即答ですか。
あ、オマケにすんごい眉間に皺が寄った。
 
「そう?」
「まずい。キューリの匂いがする。なんだ、これ。キューリは野菜であって飲み物じゃない。まずい、ひどい、まずい、」
 
自分で買っといて、なんなんだろうね?その言い草。
 
「はいはいはいはいはい。美鶴、いくらキュウリが嫌いでもさぁ。ビールがキュウリの味する訳ないからネェー」
「亘、発音が悪い。『キュウリ』じゃない。『キューリ』だ」
 
黙れ、酔っ払い(って、ほんとは美鶴が酔ってるのかイマイチ解んないけど)
 
にっこぉ、
 
          「キュー、カンバァァァァ」
 
受験に出るといいね、この単語。
 
鶴がくわぁぁぁと眼を見開こうが、だ。
かつ凄まじい毒電波な念を送ってこようが、この際スルーだ。

 「しっかし、マズイって言うクセによく飲んだねぇ。7缶だよ?おーい、おーい、酔ってますカァー?」
「酔った、酔った。大いに酔った。だから少し、黙ってろ。この、酔っ払い」

あぁ、そうですか。
法律違反をしてまで、この性根がひん曲がった酔っ払いに付き合ってる僕は。
本当
に「お人好し」だなァと、しみじみ思う。
 

叔母さんの結婚式が終わって帰る途中、コンビニにふらり。
まぁ、それはいいんだけど。
 
お酒のコーナーに、のそり。
ビールの6缶パックを2つ(正確にはひとつ、僕に押し付けた)
     
       「祝い酒、付き合わないか」
        (ヤケ酒の間違いでしょ)
 
 
 か、らららん、ことり。
 
カラになった缶をからん、と回してから美鶴と同じ様に目の前に並べてみた。
やっぱり気のせい、じゃないよね。
適当にビールを買った訳じゃなく、美鶴は多分。
 
「美鶴、これってさ。叔母さんがいっつも飲んでたヤツだよ、ねぇ?」
「たまたま、だろ」
「あ、そー。そうそう!ねぇ、いつまでこのマンションにいるつもりなのさ?叔母さんのとこ、使いなよって言われてるんじゃないの?」
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
 
またダンマリ、ですか。
叔母さんのあのマンションの部屋に慣れてる僕は、この部屋は、何だか落ち着かない。

叔母さんが結婚する事になって。
美鶴とアヤちゃんはこのマンションに越してきた。
 
 
「それに、さ。アヤちゃんと、まだケンカしてんの?」
「うるさい」
「うるさくありません」
 
でも、結局。
叔母さんが、自分のマンションを出てく事になって。
 
「聞いてよ!亘おにいちゃん!!おにいちゃんたらね!せーっかく、お姉ちゃんが『使っていい』って言ってるのにねぇ!『伯父さんに悪いだろ』とかなんとか、言っちゃってさー!!!」

       お姉ちゃんのマンションに戻る気、ぜんぜんっ!ないみたい、

 
美鶴が言う事も一理、あるけど(だって、せっかくに借りて貰った訳だし)
叔母さんはきっちり3ヶ月先迄の家賃を払い込んでくれたって、アヤちゃんは言ってたな。
 
まぁどのみち、その先の家賃を出すのは伯父さんみたいだけど。
 
「お姉ちゃんが結婚するからって、不貞腐れてんだよ!!ぜぇったい!お姉ちゃんとこのがいいに決まってんのに!」
 
うん、僕もそう思う。
だって7年も住んでたとこなわけだし。
まぁ、でも。

頑固かつ、意固地かつ、見栄っ張りかつ、意地っ張りかつ、わからずや、のだ。

あのトーヘンボクには、さ。
 誰かが、さ。
キッカケを与えないとね。
多分、引くに引けなくなっただけだと思うし。
 
「ねぇ。そろそろ、仲直りしなよ。今日だって、せぇーっかくの結婚式だったのにさ。アヤちゃんとクチ、聞いてないでしょ?」
「やかましい」
 
 前言、撤回。
いつものことだけど、だんだんムカついてきた。

「あぁ、そうですか。僕、うるさくしてないし。やかましくもありませんけどねぇー?ったく、アヤちゃんは、とーっくにあっちに移ってるってのにさー」
 
どうやら僕はキツカケ、を与えられないらしい。
 
「ほんと、わからずやだよね、美鶴って!!まぁ、素直じゃないのは知ってるけど!!!もともと住んでたとこなんだし!どーして、今更そんな意地張るのさ!」
 
「別に」
 
美鶴は僕からふいっ、とそっぽを向いた。
なんだ、「別に」って。
 
・・・・・・・・ナニが「べぇっつにぃ」だ。
 
あぁ、そうですか(2回目)
なに、その態度。
これ以上ハナシをしない、と言う意思表明ですか?
 
    
     へー、へー、へー、へー、へぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
 

美鶴の言葉に、さらにムカついた(これもいつものことだけど!)
 
「そっちが、『付き合え』って言っときながら、ナニそれぇぇぇぇぇ!!!自分の都合が悪くなったらムシですかー?寝たフリですかー?わーわーわー、カンジ、わぁるぅーいぃぃ」
 
          
               完全、無視。
 
ほんとナニ、それ?
ただ、ただ、ただ、ただ、ただ!!!
僕は、美鶴とアヤちゃんが仲直りすればいーなーってさ。
 
・・・・・・・・そう、思っただけじゃん。
 
確かに、ちょーっと、言い方悪かったかもだけど。
お節介、だったかもだけど、さ。
無視することないじゃん。
 
      はぁぁぁぁぁ、(溜め息、数えときゃよかった)
 
も、いーや。なんか、ヒトリでばっかみたいだし。
疲れたし。今日は、もー帰ろうか。
 
       
        がた、、ん。がちゃり。
 
 
「え、亘おにいちゃん?あれ、おにいちゃんは?」
 
咄嗟に。
 
「美鶴ならね、ここ。寝ちゃったみたいだけどね」
 
うそ。ごめんね、アヤちゃん。
 
「え、あ、な、んで?って!!っ、てコレ!!お酒??」
 
          にぃーっ、こり。
 

「そ。美鶴がどぉしても、ヤケ酒飲みたいって言うからねぇ」
 
ざわぁっ、て物騒な毒電波、送らないでよ。
気ぃ、まぁずぅーい、ケンカしたお姫様を目の前に。

     
    起きれるもんなら、起きてみやがれ。
 

「ん?アヤちゃん、どうしたの?」
「うぅん、なんか。よかったーって、思って」
 
    
ふぅーん、ふぅうーーーーーーーーん、聞いてるー?

美鶴、

    アヤちゃん、気まずいんだってー!!!!
 

ふぅむ。
まぁ、でも。
僕は「お人好し」らしいしね?
 
がたん、
 
僕は隣りの椅子を少しずらした。
気持ち、僕と向かい合わせになるように。
 
「ここどぉぞ、お姫様。姫様の悩み、僕でよければ。解決、しましょう?」
「なぁに、それ?うーん、今日は遠慮しよかな。あたし帰るね、亘おにいちゃん。、って、えぇっ、」 
 
             ぐぅいっ、
 
「いいから、座りなよ。アヤちゃんと話すの久しぶりだしねぇ。ちょっと、僕に付き合ってくれると嬉しいなァ」
 
ちょっと力技使って、隣りに座ってもらった。
なぁんか僕のガラじゃないナァ、って思うけどね。
えぇーっと、だ。
 
さっきより、禍々しさがざら増しされた毒電波が。
向かいから突き刺さってくるのは、さすがに。
頂けないなー、いただけ、
 

・・・・・・・・・ないんです、けどネー


「びっくりしたぁ。亘おにいちゃんって、そんなに強引だった?」
「はははは、今日だけだから!!今日限定だから!ほんと!御安心下さい!!」
 
      
      はいはい、はい。
      ほんと、ほんと、だから!!(
向かいの御仁に念を送ってみる)


ふふふっ、
 
突然。
僕が見たことないカオでアヤちゃんが、笑った。
 
「ねぇ、亘おにいちゃん。あたし、さ。実はね。ぜんっぜん!!今日まで、お姉ちゃんが結婚するんだって、実感なかったの」
 
ぱらりと、少し長めの前髪が肩に落ちた。
アヤちゃんの肩に落ちた髪を耳に掛ける、その仕草に。
 
・・・・・・・僕は、少し驚いてしまった。
 
いつの間に。
君はそんなカオや仕草が出来る様になったんだろう?
 
「あたし、勝手な思い込みがあってね。お姉ちゃんと、おにいちゃんと、あたし。それに、亘おにいちゃん。ずーっと、このまま、一緒なんだぁーって、さ」
「う、ん」
「それでね。なんか、あたし、今日になって、ね。突然、『あー、お姉ちゃん、ほんと結婚するんだなー』って実感しちゃったの」
「う、ん」
 
          ぐわんぐわんぐぅわぁぁん、
 

アヤちゃんが人差し指で僕の目の前の缶を、回す。
 
「ずーっと、変わらないモノってないんだよね。うぅん、そんなの当たり前なんだけど。解ってたけど。だけど、」
 
 
           少し、それって淋しいよねぇ、
 
 
なんだか、僕は、僕も。
僕も、今日解ってしまったことがあって。
だけど本当はそんなこと気付きたくなんか、なかったんだ。
 
そう、なんだ。
いつまでも。
僕らは一緒にいれるわけじゃない、んだ。
 
 
        ぷしぃぃぃ、


・・・・・・・・・HA?、じゃなくて。

「ねぇ、お兄ちゃん。いつまで、寝たフリするつもり?」
 
             へっ???
 
        ぷし?は?ぷしって、ぷし??ぷしぃぃぃい???
 

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、待って!!アヤちゃん!!」
「あ、あ、アヤっっっ!!!!待てっ、」
 
がばぁぁぁ、と身体を起こした美鶴と。
僕が。

       見たモノは。
 
   ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、ごっ、
 

      実に、見事なアヤちゃんの一気飲みだった。
 
 ふぅ、

      からぁぁん、ことり。

明らかに、カラになったであろう缶が僕と美鶴の前に置かれた。

「わぁぁぁぁあぁぁ!!!!『ふぅ、』じゃあないってばっ!!!あ、ああああ!」

アヤちゃん、って言おうとしたのに。
舌が縺れてうまく、言えないってのは、情けな過ぎる。

「アヤ、お前、」

              ねぇ、

「お兄ちゃん。亘お兄ちゃんも。いつまで、あたしはちいさぁーい、まんまなの?」

むんず、とアヤちゃんは。
自分の長い髪を、耳の上で2つに持ち上げた。

「もう、こーんな風に髪、結んでないし」

            ぱらり、

手を。
髪の毛から離すと、右手を自分の腰のあたりまで、下げる。

「こぉんなに、背も。小さいわけでもないしね」
「なに、いって、る、」
「お兄ちゃん、」

アヤちゃんが、美鶴に手を差し出した。

「帰ろう。あのウチに、帰ろ。あたしは、お兄ちゃんを迎えに来たの」

          ぎゅ、

「ほら。あたしでも、今なら、さ。お兄ちゃんの手を引くこと、できるから。ずぅっと、ってわけにはいかないけど。だぁって、いつか。お嫁に行かなくちゃいけないし、ね?」


            だけど、

「お嫁に行く時まで、あたしが、ね。あたしだって、たまには。お兄ちゃんの、手を引こうかな、ってね。ほらっ!!帰るよ、ウチに。ね、お兄ちゃん」

あぁ、そうか。
もしかして。
ずぅっと、同じように。ずぅっと、一緒に。
居られなくなる時は、やっぱり来るのかもしれない。

だけどそれは、カタチを変ていくだけで。
もしかしたら、ずっと傍に在るのかもしれない。

     あぁ、本当に、そうだと、いい。

少しだけ。
アヤちゃんに、叔母さんの面影が。

・・・・・・・・・・・・・、見えた気がしたのは勘違い、なんかじゃないと思う。

「ねぇ、アヤちゃん。僕にも、さ。手を、貸してくれる?」
「もちろん!!あたしでよければ!えぇっと。はい、亘お兄ちゃん、」

手、を。

           ぱしぃぃぃぃん、


ジャストなタイミングで、弾かれた。

「亘。お前、調子に乗るな。アヤの手を借りるなんざ、お前には一億と二千年早い」

もし、もーし?
何の、基準だ。何の。
じゃぁ、次に僕は8千年前を引き合いにだすべきですか?


          ぐぅいいいいいい、

「わっ、亘お兄ちゃん?」

僕に伸ばしてくれた、手を。

         邪魔された御礼はしないとねぇ?

「お言葉だけどね。ネクラなわからずやは、ひっこんでてくんないかなァ!」
「いい度胸だ!俺のセリフ取るな、このヒトデナシ!!」

      
  「はいはいはいはい!!2人とも!じゃぁ、こうしよ」

右に、美鶴。
左に、僕で。
   
         真ん中は、もちろんアヤちゃんで。
           (少し、不本意だけど)
    
    さぁ、

              「ね?おうちに、帰ろう」


7年前の、あの頃のように。
ずぅっと、一緒に居られなくなっちゃったとしても。
だったら。


        カタチを変えて、僕は君達の傍に、在ろう。













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  2種類頂きましたので。   お好きな方をお貼りください。 このブログを読んで下さる方様で、奇特にもリンクして下さるのであれば、ご自由にどうぞで御座います。

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