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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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ほんと、でたらめなあげ方ですみません。

ぐはぁ!!(何かを吐き出した音)
と、芦川さんちなのに少女まんが全開ですみません。いや、さ。
ふぅっと、芦川さんちはきっとばたばたとしながらも。

叔母さんと、美鶴と、アヤの三人で「家族」をつくっていくんだろうなぁ、と妄想してしまいまして。
きっと、「家族」と言うにはあまりにも、未完成でままごと、みたいな「家族」でしょうけども。
私が書くと、なんだか違う芦川家になっていくのが不思議・・・・!

残念なことに、大人であるはずなのに、大人になりきれない人はいると思います。
私は、そうですし。
どうしてかなんて人それぞれでしょうし、私は私が原因だったりもするので、とほほです。

自分が、本当に幼いなと思った時。
迷わず、わたしは自分の中のこどもと向き合って、なんとか。
なんとか、気持ちの折り合いをつけています。(つけきれないこと、もしばしば!)

そうして、うまいこと自分の中のこどもとも、人とも、少しづつ折り合いをつけて。

おとな、になっていけたらいいのにと思います。(しみじみ)

意味不明になってしまいましたが、突発的に書いてしまった芦川さんちに、お付き合い頂けると。

           とても、嬉しいです。



こどもたちの狂詩曲(後)
 
 
 
「叔母さん、叔母さん?」
亘くんの声が、近くて遠いところから聞こえる。
起こし、ちゃったかな。
アヤ、は。
ああ、よかった、起こしてないみたい。
 
でも。
 
やだな、亘くん聞いてたのかな。
「あ、亘くん。ごめんね、せっかくこんなご馳走作ってくれたのに」
「叔母さん、いいんですか?」
「え、何が?」
 
のそり、とソファから起きだして毛布をアヤにしっかりとくるみ直す。
 
「ごめんなさい、寝たふりするつもりはなかったんですけど。僕、なんて声かけていいかわからなくて」
 
亘くんは、視線をどこに向けようか迷っているみたいだった。
あたし、ぶさいくな顔してるんだろうな。
 
「ねぇ、亘くん。こんな時、どうしよう?どうした方がいいのかな?追いかけるのが保護者よね?でも、あたし美鶴の母親じゃないし」
 
―――――あたし、ひどいな。ひどいこと、言ってる。
 
「叔母さんは、どうしたいんですか?」
「あ、たし?」
「もう、叔母さん。当たり前ですよ、叔母さんは叔母さんじゃないですか」
 
    叔母さんは、どうしたいんですか?
 
あたしは、か。
そう言えば、あたしは自分に問いかけてばかりだ。
そうして、出した答えを見ないふりをしている。
 
今も。答えをだしているのに。
そうか、あたしは。
ちゃんと、自分で決めた答えを受け止めるのが怖かったんだ。
 
あたしは美鶴の母親じゃない、そんなのは当たり前で。でも、帰る家が同じで、食べる物だって同じならば。
 
もしかしたら、いつかは。
家族、になってしまうかもしれない。

まだまだ、守られる側でいたいあたしは、急に守る側になってしまって。
怖かったんだ、あたし。
家族、ができるこで、「責任」を負うことが。

だけど、ほら。
でも、気づいたじゃない?
そっと差し出される、優しさだったり。
あのこたちのこどもらしい、不器用な甘え方だったり。そのどれも、大切だって思った。

     あたしは、「仕合わせ」だって思った。
 
「亘くん、悪いんだけど料理温め直しておいてくれる?」
「はい。準備して待ってますから」
「うん、じゃぁ行って来ます」
「そうそう、叔母さん、」
 
亘くんがやって来て、背伸びしてこしょこしょと囁く。
すこぉし、びっくりして。
二人して、顔を見合わせて笑う。

単純なきっかけで、傷つけてしまったら。
言い訳みたいに簡単には、並べられないけども。
まず、言わなきゃいけない言葉があったね。あたしは、それを言いそびれたから。

 急いでお迎えに行かないと魔法が解けてしまうから。
シンデレラの魔法が解ける時間の前に、お迎えにあがりましょう?


「うわぁ、美鶴あんたほんと飲み物だけ買ってきたんだ」
「だから、さっきも言ったし、他に買う物ないし」

美鶴のお気に入りのサイダーと、メロンソーダと、オレンジジュース。
それにこっそりと、紛れて。
この間、あたしがほのかにビール味がする、と騒いでた炭酸水がひとつ。

それだけで、嬉しくなる。

「叔母さん、気味悪いにやけ顔、やめた方がいいんじゃない?」
「うるさい、あ。ほら、美鶴」

手を引いて、しっかりとその手のひらを握る。
いつのまにか、やわらかな手じゃなくなっていたんだ、このこ。

「なにすんの」
「手を引いていますが?」
「違う!そ、の。手、邪魔だけど」
「あはははは!女の子に手を握られたくらい、どってことないない!」

はぁ?と思いっきり抗議の声を上げた美鶴を無視して。
あたしたちは、あたしたちの家に向かって歩きだした。

「約束、破ってごめんね。ちゃんと、今度から電話に出るし、遅くなる前に電話するから」

     やっと、最初に言わなきゃいけなかった言葉が言えた。

「別に。仕方ないよ、叔母さんは仕事してるんだし」

    だけど、と本当に小さな声で美鶴が呟いた。

       「あんまり、無理はしないで」

そんな一言が、たまらなく嬉しくて愛しくなる。

      こしょこしょ、と亘くんから囁かれた内緒話。

(あのね、叔母さん。美鶴ね、叔母さんが企画した特集が載った雑誌、買ってたんですよ。僕は知らないと思ってるけど。
こそこそっ、と買うとこ見ちゃったんです。あと、もったいないよって言ったのに)

     (なに?)

(この方が、叔母さんは喜ぶだろうって。この花のアタマだけのやつ。美鶴が用意したんですよ)

   (嘘つきねぇ、全部亘くんが作ったし、用意したって言ったのに)

     (ねぇ、素直じゃないですよねぇ)

くすくすくす。

おとなになりきれないこどもも、こどもに戻りきれないおとなも、みんな。

      さぁお家に帰ろう、きっとお家が一番だよ。

シンデレラのくつのかかとを三回鳴らして。

でもね。

シンデレラのくつはガラスだからさ。
そぉっと、そおっとね。


              いち、にの、さん!!



                   




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叔母さんーーー!
みなさーん!!感動のあまり、感想書き込みです!
いいなぁ、叔母さん・・・いいなぁ、美鶴・・・お互いが子供にも大人にもなりきれなくて。でも、本とはスッゴクお互いが大切で・・そんな感じにものスッゴク、ジン!!と、来ました!!あああ、いいですよね。美鶴&叔母さん・・・大好きだーーー!!
うわぉ・・何だこのコメ(汗
素敵なお話を有難うございました!
いとと 2007/10/03(Wed)09:10:18 編集
本当に言いたいこと
こんばんは、かがみです^^
久し振りに芦川さん家のSSが更新されててウキウキしながら読ませて頂きました。

血の繋がりがあるんだけど、でも親子の関係じゃない。この微妙な関係で1つ屋根の下で暮らすのって凄く気を使うと思います。
本当の母親だったら言えることが叔母という立場だと言えない。どこまで言ったら許されるのか、その境界線が非常に難しい関係。まだ1人自由に遊ぶことが出来るのに守る立場になった彼女はきっと凄く心の中で葛藤してるんだと思います。
その微妙な気持ちの表現を、みなさんはとても上手く表現されているなって感嘆致しました。
まだ守る側にはなりたくない。この表現、凄く分かる気がします。

みなさんの書かれる芦川さん家、凄く好きですv
またの更新楽しみにしています^^
かがみ URL 2007/10/03(Wed)20:30:15 編集
わぁ!いととさん!
こんばんは!いととさん!

わわわわ!!勿体ない言葉をありがとうございます(滝泣)ほんと、美鶴と叔母さんが大好きなものですから・・・・!突発的に書いてしまったんです。
美鶴とアヤが叔母さんにとっては、甥っ子、姪っ子であることには変わらないと思うのですが、暮らしていくうちにやっぱり家族として、見てしまうんじゃぁないかなぁ・・・と。

受け入れる事にしたのはいいけども、自分でさえ、まだ子供でいたいと思っているのに。
まして、どこまで踏み込んだらいいのか?

大切にしたいと思う、だけど。
どうすればいいかわからない、私ならそう思うっちゃうなぁと。

でも、美鶴を解ろうと、触れようとする叔母さんが書きたくて書いてしまいました。

私こそ、嬉しいコメントをありがとうございました!!!
みな 2007/10/04(Thu)00:46:18 編集
伝わるといいんですが、
こんばんは!かがみさん。

物凄く、丁寧なコメントありがとうございます!
ほんとは、かがみさんへの押し付けSSを早く仕上げねばいけないんですが・・・・!

突発的に書いてしまいました。
上手く、と言うかうぅん・・・!
たぶん、私なら原作の叔母さんのようには引き取れなかったんじゃないかなと思うのです。

きっと、逃げてます・・・!以前も書いたんですが、原作の叔母さんは優しく、優しくあろうとしたんじゃないのかなと思って。

でも、気持ちも行動もすべてがカラ回りで、もどかしかったんじゃないのかな、と。
もしかしたら。

ゆっくり時間をかけることができたのであれば、美鶴と「家族」になれたんではないのかなぁ、という願望が芦川さんち、に込めてしまってます。

しかし、なにやらいつも少女まんがちっくに・・・方向が・・・・!!
みな 2007/10/04(Thu)01:05:41 編集
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