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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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疾風怒濤。

しっぷうどとう、って最近見ないような単語だな。(いや、使わないか!)
本気、疾風怒濤。どうしても、どうしても。

今日中か、明日の明け方には終わりたい。・・・・・もう、本気疾風怒濤。
(・・・・・あくまで、希望ですのでぇぇ!)
素敵掲示板に間に合わせたい。くぅ・・・・・!体力、気力、根性、努力・・・・・??
ああ、もう歳考えろみたいな・・・・・ね。

まさに、ライブです。耐久レースです。部屋暑いです。
なんだろう・・・・亘、ごぉめんよう!!
単体でお話を書くつもりが、気がつけばまとまりの中のひとつ・・・・になってる!

亘はね。

私、好きなんですよ。やっぱり、可愛くって。妙に理屈っぽいとこや、ときたま反則なぐらい
こどもかぁ!ぐぅ・・・・!!みたいなところとか。
しかしながら。
どうして、私が亘を書くとどうもこうも、キャラ違うよねぇ・・・・みたいになるのか。
謎です。

次回こそは、亘がメインのお話を書きたい・・・・ものです。

言い訳という名の追記:あわわわ!本当にすみません。書きたいのに自分の中でまた、
ぐるぐるといろんなモノが回りだしました。
ううう。こうなってしまうと自分の書きたいモノが暴走しだしてしまいます。
少し、だけプロット?を練り直してきます!
ううう。素敵企画掲示板・・・・・
なんとかしたかったなぁ・・・・・・!!

補足:Con tenerezza(コンテネレッツア)は、曲想記号でやわらかみを持って

暁闇に終わるオペラ~Con tenerezza~



きぃぃぃ、きぃぃぃ、きぃぃぃ、
 
なんの、音だろう?
うすぼんやり、と眼をあけようとして、やっぱり止める。
あんまりにも、心地いい夢だから。
背中がなんだか痛いけど、まぁいいや。
ベッドってこんなに固かったっけ?
このまま、眼が覚めるまでゆるゆる、しててもいいや。
 
きぃぃぃ、きぃぃぃ、きぃぃぃ、
 
でも。僕、この音知ってる気がする。
憶いだせないけども。でも。
知って、いる音なんだけどなぁ。
 
きぃぃぃ、きぃぃぃ、きぃぃぃ、
 
あ、思い出した。ブランコだ。
橋神社の境内にある、あのブランコが揺れる音だ。
からんっ、
 
あれ?音が。音、止んだ?
風、止んだのかなぁ?
 
「ぐぅっ、」
唐突に。
自分、の声じゃないみたいな音が喉から漏れる。
あ、、、、れれ?く、るしいの、かな。もしかして。
 
ぎりぃ、ぎりりりり。
 
誰、かが自分の喉元に手をかけて、る。
 
「っ、ふ、っぐ、」薄ぼんやりとしか、眼があけられなくて。
夢でも、苦しいんだなと思った時に。
 
ふいに。
手にかけられていた力が緩む。
と、同時に止まっていた呼吸が自分に戻ってくる。
突然始まった、呼吸をするという生理的運動に肺が追いつけず、やっぱり苦しくなってぜいぜい、とむせる。
思わず、身体を起こしてベンチの背にどさり、ともたれかかる。
 
え?ベンチ??
と思ったけど掛けられた「声」には、もっと驚いた。
 
「よぉ、久しぶり」
聞き間違えるはずもなく。
僕を覗き込んで、にやぁぁと哂う顔は。
 
もう一人の、ボクだった。
 
ここ、は。よく見慣れた場所ではあるけれど。
なんというか。そう、「現実」ではない空間であることは解った。
ぽつん、とある電燈がちりっ、ちりっと接触の悪い音を立てる。
 
ベンチには僕と。
僕の顔を覗き込んでいるもう一人のボク。
 
「ここは、」
「美鶴の夢の中」
 
さも、当然のように言うけど。これって、僕の夢でしょう?

僕は抗議をする。
「違うよ。これ、僕の夢だよ。だけどさ。い、いきなり。ひど、いじゃないか」

「ばぁんっ」と、ボクがつまらなそうに言う。

ついでに、
右手のひとさし指でおでこを弾かれる。
「いった」

地味に痛い。さすがにぼんやりとした意識も、はっきりとしだした。
「あのねぇ、」
むっとして。不満を口にだそうとした時。
「お前さ、」
たぶん、口を開いたのは同時だったと思う。

何でキミがこんなとこにいるの、とか。
ここはどこなの、とか。
なんで、美鶴の夢って言ったの、とか。聞きたいことは山程あった。
 
「お前さ、今でもお父さんを。タナカリカコを。
憎い、と思うか?」
「え?」
唐突な質問、のうえに思ってもみなかった事を言われる。
突然そんなこと言われても、なぁ。
何が言いたいんだろう?
 
「思わないよ」
「うそだ」
「思わないってば」
びっくり、したけど。

だって。
自分の口からすんなりとそんな言葉がでてくるとは、思わなかったから。

ボクが微笑みながら、眼を細める。
気がつくと 。
がぁん、と僕の隣りを蹴り上げていた。

「うそだ、そんなのうそだ。お前の運命はなぁんにも変わらなかったんだぞ?『憎しみ』なんてそう簡単に消えるもんじゃない」
 
ふたつ、の瞳に。
あの、闘技場で見たぎらりとした仄いゆらめきが瞳の中で揺れていた。

「ボクがお前から出られる、ってことはまだ。まだ、お前の中に父さんや、リカコが『憎い』って気持ちがあるからじゃないのか?」

「結局、ボクやお母さんは捨てられたんだぞ?お前だって。
お前だって、お母さんが泣いてるの知ってるじゃないか!」
 
うん。知ってる。決して、決して。
お母さんは、僕の前じゃ泣かないけど。
僕も、お母さんの前じゃ泣かないけど。
それぞれが、頑張って笑って。
「日常」、を取り戻そうとしている。
 
「一度持ってしまった『憎しみ』は消えやしないんだよ、お前の中で。ずうぅっと、ずぅっと燻り続けて。いつか。いつか、気が付いた時にはもう手遅れだぞ」
 
お前は、呑み込まれちまうんだと言ったボクは。
やっぱり、いつかの。
僕だった。
 
そうか、僕はまた。

「もう、ね。
ひとりぼっちにさせてるつもりはなかったけど。
ごめんね。僕はまた、キミをひとりにさせちゃったんだね?」
いつの間にか。
僕は、また自分に嘘をついてたんだね。
キミをひとり、にさせてたんだね。
こんな風に、僕からひとり歩きするぐらいには、僕の「憎しみ」は大きくなっていたんだろう。
 
     「ごめんね」
 
僕は、もう一人のボクに手を伸ばす。
うん。これは、僕だ。
何度でも、何度でも。
ちゃんと、キミを呼ぶから。
ひとり、にさせないから。
 
「、っやめろ!おい、お前。いい加減にオレから離れろ!!!」
 
と、言われたけどそれは。
僕に言われた訳ではない、らしい。
ボクがぎらり、と自分の背後に叫んでいた。 
それ、が。
ゆぅらり、ゆうらりとボクに憑いていた「ナニカ」がざぁぁぁっと
離れてカタチを取り始める。
 
ゆぅらり、ゆぅらり。


「あぁーあ。アナタって案外つまんないこね」
その可愛らしい声の持ち主は。
 
まるみのある、やわらかそうな身体
うす茶の大きな瞳
やわらかく、淡い色あいの髪を耳の少し上で2つに結んだ、
アヤちゃんだった。姿、はアヤちゃんだけども。
 
「あいにく、オレはヒトに指図されるのが嫌いなんだよね」
「あ、アヤちゃん?」
「違うよ、亘。あいつは、アヤちゃんなんかじゃない」
 
くすくすくす。
本当に、嬉しそうに、楽しそうに笑うのはアヤちゃんで。
でも。
いつか、僕が見た誰かにも似て。
 
「オヒサシブリね、亘。元気そうね?」
にこぉ、と哂ったカオに誰かを憶いだす。
「あ、あなたは、」
 
彼女、がふぅわりと僕の前に降り立つ。
まるで、天使みたいだ。

天使、が嗤いながら、詠うように僕に囁く。
 
ねぇ――――――――アナタの身体、あたしに頂戴?
 
 
 
 
 
 
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