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このブログは小説・映画の「ブレイブストーリー」の二次創作兼雑記ブログです。原作者様、各権利元関係者様とは一切関係ありません。
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*すでに、過去日記ですので・・・・・!(2/22)

う、わぁ・・・・・

今週、死ぬ気で頑張るとかなんとかぬかした割りにコレだけですか・・・・・としょぼぼぼーんとしてますが。
うぅぅうぅ、すみません・・・・!!!
 
いや、だって、あの、ですね。
何と言うか、解らないんですよ、実際・・・・・!
ナニがって、アレです。
書き散らしている本人が言うのもなんなんですが。
 
ゴールを切る為の、アンカーテープが見えてきません・・・・!!
 
イヤァ・・・・
これ、参っちゃったな。調子こいて黒ワタと黒ミツ出したみたものの。本気、終わる気なんてしないナァ・・・・・
あーあ、実は5回で纏まんない気満載なんですよねーなんて今更過ぎてアレだ。
 
なんて、本気思っちゃったりしてる訳で・・・・
しっかも、くらーい話ですよ、なんてほざいた割りになんだか美鶴殿がいつも以上に女々しくて、ヘタレで芝居がかってるだけ(まさしく一人芝居)なんじゃないのかねーかねー
 
・・・・・・とか。
しかも、個人設定が多過ぎて時間が空き過ぎると、読んで下さる方様(物凄い素敵な御方さまがたっ・・・・!!)が「??わっかんないネー」て、あめりかーんなヒト(個人的な好みの問題です)になっちゃうかもしれないし、ナァ・・・・
まいった、まいった。
 
インドな方っぽく「わからナマステー」でもいいかってくだらなさ過ぎた、本気で。
脈絡なく、ヒドイ思考しかできてません(大泣)
 
でもちびっとずつでも、話を進めていければ・・・と思いますので。
お付き合い(無理には、しなくていいのです・・・うぅぅ)して頂けたら、とても嬉しいのです。
 
ぽんぽんと、置いた布石にもなんない伏線を回収できなかった際には、大笑いしてやってください・・・・!
 
今回、うわぁ・・・自己満足だよ、と言う漢字を使ってしまったので・・・・・
お節介にも補足を・・・・(解りづらくてすみません!!)
 
肱(かいな):腕、とも書きますが前述の字の方が解りやすいかなと思ったんですが、そんな事ありませんでした(滝泣)
字の如く、かいな、と読んでうで、を表します。
 
馬手(めて):右手の事です。左手は弓手(ゆんで)弓を持つから、だそうですよ。
 
眇める(すがめる):これは、お節介かなぁ・・・
片目を薄く細めるやらしい笑い方です。
 
これくらい、でしょうか?
でも、ほんと解り難い話にしちゃってすみません!!
妄想がほんと収拾つかないぐらい暴走しているのですよ・・・どうしよ、ほんと。

次はやっぱりぃな、亘さぁぁぁんにお任せしようと思います・・・・・!
もうちっと、解りやすく話がババァンと進んでくれると・・・・いいな(ぼんやり)

今回BGMはやっぱり、と言うかまさか!な鬼束ちひろ「私とワルツを」
個人的に、あの方の歌う曲の中で一番好きな曲です。
 

 
    
      ねぇ、あや。解らなく、なるんだ。


廻る事もせずに、降り積もる「時間」は静か過ぎて。
俺はちゃんと「在る」のか。
俺はちゃんと「生きて」いるのか。
自信が、ないんだ。

だからあやがちゃんと側で「大丈夫、」って思い知らせてくれない、と。
解らなく、なるんだ。


狐草紙異聞ー桂男の項ー(後)清浄



       『姫、良い、夢を』


巫山戯るな、と思った。
夢なんて、充分過ぎるくらいに見ている。
綺麗で残酷な夢なんか、もうたくさんだった。

巫山戯るな、巫山戯るな、巫山戯るな、ふざける、な。
かえせ、かえせかえせかえせかえせ、かえ、せ、どうか。

 どうか、これ以上俺から奪わないで、ください。

ごぷり、と自分の口から垂れた紅い色をどこか遠い場所から視ている感覚を、無理矢理追い遣る。
傷は、多分そんなに深くない。まだ、大丈夫、だ。

ただ、相手のナカにある自分の手がひどく不快で疎ましくて、迷わず引き抜いた。
不愉快な生ぬるさと骨が擦れる感覚が気持ち悪くて仕方ない。


   ず、ず、ず、ぶりり、

「くっ、は、」
「お、や」
「お前、邪魔、だ、どけ、よ」
「折角、掴まって頂いた、のですか、ら。どうぞ、そのまま、」
「ことわ、る」

手を伸ばせばすぐそこに、あやがいるんだ。
一度は、喪くしてしまったんだ。
もう、何も出来ないままでいるのは嫌なんだ。

  ず、ぶ、

邪魔。不愉快な存在、不快な異物感。
こいつの躯が、邪魔。
躯に開いた穴に痛みはないが、他人の存在が酷く鬱陶しい。
邪魔なら消して、潰して、失くしてしまえばいい。

「ちょっ、キミっ、早く亘のカラダから出ろよ、出れるだろ?それか逃げてよ!!!はやくっ!!」
「あの、ね。あたしは、さ。だめ、なの。出ちゃだめ、なんだ」
「はぁ??ナニ言ってんの!!ちょっと亘も、」
(待って、そう。そう、なんだ、ね)
「亘?何、さ?誰に言ってんのさ!キミのカラダ壊されちゃうんだよ?!!」


ぱき、ぱきり、ぱきき、


自分のナカで響く音が、存外軽いモノなのに少し吃驚する。
あぁ、骨が持ってかれたか。
躯のナカの不快な存在を引き抜こうとして力を込める。
存外、強い力で抵抗されるのがどこか嬉しい自分がいる。
それに気付いてすぐに、苛立ちに変わる。

「なに、を。なさるおつもりで、すか?」

お前に関係ないだろう、と口に出そうとしても上手く声を出せないのがもどかしい。

ひどく、苛々する。

「っ、く、あ、貴方、」
「やめなよ、美鶴!!キミ、解ってる??キミ結構、怪我ひどいんだよ??ねぇ、ちょっと!!って、う、ぐぅわ、」

五月蝿い奴も、いらない。
邪魔するやつは、目の前から消せばいい。
邪魔だから、邪魔するなら、いなくなればいい。
いらないから消して、潰して、失くしてしまおう、早く。

「ぐ、はは、はっ、貴方、ほんと、に難解、です、よ」

ご、ふ、ふ、ふ、

自分の口から漏れる紅がひと際、鮮やかに花を咲かたように見えるのはなんでだろう。


みし、り。

早く、この不快な存在を躯から出さなくては。
気持ち悪い。気持ち悪くて、苛々する。
そんなに己の手がいらないなら、腕の肉を潰してやろうか。
いらないなら、手伝ってやろう。
この肉を潰して、骨を砕いて、綺麗に失くしてやろう。

めりめり、めり、め、り、

「、    ぐ、」
あと少し。
苦悶、と呼べるぐらいには歪んだカオに安心する。
いや。気に、喰わない。そうか、気に喰わない。
本当に苦痛を与えられているんだろうか。

「ねぇ!!美鶴っ、オカシイって、ば!!や、め、なよ、らしく、ないじゃん!!キミ、そんなキャラじゃないって!!」
「あ、な、た。はや、く。どこへなり、とも。おいき、なさい」
「はぁ?っつぅ!!あんたもそんなキャラじゃないじゃん!!ナニ言ってんの、ばかぁ!!」

うるさい。五月蝿い、うるさいうるさいうるさいうるさい、

「ワ、たる。ちょっと、さがせば、さ。すぐそこに。狐、あな。ある、よ」
「はぁ??も、う!!追っかてきたり、逃がそうとしたり!!キミたちどっちだよ!!ちよっと、アタマ足り、ないだろ、絶対!!!!」

逃げる。ニゲル?なぜ?亘が、逃げる?
どうして、逃げる?解らない。

ぶちり、ぶちぶちぶちぶち、ごぎ、り、ぱきぃぃぃ、

「か、桂男っ」
「ひ、め。はな、れて」

先刻よりも、深く深く、苦痛に歪んだカオ。
それで、いい。でも、それだけだ。
結局こいつの哭き声聴けなかったなと、どうでもいい事を思う。
自分に穿たれた穴が、ひどく滑稽で可笑しくなる。

ふ。はははははははっ、あははははははははははははは、

嗤っているのは、俺?
可笑しいはずなのに、まったく面白くなんかないのに、どうしてだ?
肱から握り潰した馬手の残骸を、躯から引き抜く。
こんなの、いらない。
欲しいものはいつだって、手にする事ができない。


         ひどく、苛々する。

いつからだろう。
ゆるやかに揺蕩っていく「時間」たちを憎みだしたのは。
「昨日」は「今日」へと続き。
「今日」と言う一日は「明日」へ続く。
繋がって、廻って、巡って、終わる事がない「時間」たちに微かに感じる苛立ち。

迷いも淀みもなく、当たり前の様にゆるやかに俺を残して「時間」たちは廻っていく。
閉じられた「時間」のナカにいる自分がひどく惨めだった。

  ねぇ、あや。解らなく、なるんだ。

廻る事もせずに、降り積もる「時間」は静か過ぎて。
俺はちゃんと「在る」のか。
俺はちゃんと「生きて」いるのか。
自信が、ないんだ。

だからあやがちゃんと側で「大丈夫、」って思い知らせてくれない、と。
解らなく、なるんだ。

「なぁ、贋い物。お前が取り込んだ、もの。どうやって取り出せばいい?いっそ、魂ごと身体から引きずり出してみるか」
「違う、だろ!!美鶴!!お前、無理にそんな事してみろ、どうなるかぐらい解るだろ!」
「いい加減どけよ、ニセモノ」
「むかつく!!お前、ほんとむかつく!!ボクの事投げ飛ばすし!!亘っ!なんだよ、こいつっ、え?」
 
喧しい。
このセカイで産まれた仮初めの影のくせに。
こいつを見てると、忘れたはずの存在がちらつく。
奇妙な既視感が、疎ましい。
それなら、消してしまおうか。
 
「そんな事してみろ。ウツワ以上に、魂に傷が付く」
 
聞き覚えのある声に、頭の中で警告音が煩いぐらいに響きだす。
嫌になるぐらい、よく知った声。
既視感に眩暈がする。
 
 「お前。このままだと、あの女の吾が儘に使われるだけだぞ」
 
いいのか、と問う声にすぐに応えられる程、生憎余裕は持ち合わせてなかった。
振り返るんじゃなかった。知らぬ振りをしておけばよかった。
くすり、と笑うその貌はよく見知った貌で。
赤い眼を薄く眇めて笑う、笑い方も忘れるはず、ない。
 
当たり前だ。
そこにいるのは「俺」なのだから。
俺の「半身」が頻波草を弄んでいた。
 
「え、な、んでぇ?なんで、なの?美鶴は、ニンゲンじゃない、よ、ね?なんでさ?」
「言っとくけど。俺はお前みたいに『今』、産まれた訳じゃない。なぁ、美鶴」
「って言うか!!どこ!!どこからわいたの、キミ!!」
「そこ。狐穴」
「はぁぁぁ???」
 
どうして。
いらない、ものは消して、失くして、綺麗にしなきゃいけないのに。
どうして、俺はいつまでも綺麗になれないんだろう。
 
「あな、たも。切捨て、なけれ、ばならかったのです、ねぇ」
 
余計な事を。
腕一本握り潰しただけじゃ、口は塞げないか。
息の根も、止めておけばよかった。
 
「切捨て、なきゃ、いけなかった、なんて。言い訳、ね」

言い訳、なのか。
違う、理由が欲しかっただけ、なんだ。
 自分は間違ってなんかない、ってこじつけでもいい。
置いていく、捨てていく、消していく、失くしていく、理由が欲しかった。

いらなかった、んだ。
いらないものを、いつまでも抱えていても仕方、ないじゃないか。
 
なのに。どうして、どうして、どうして、どうし、て?
 
    
        どうして、あいせないんだろう?
 


「どうして、俺がここにいるか教えてやろうか?」
「だまれ、だまれ、だまれだまれ、だまれっ、な、んで」
「なぁ、美鶴。俺は、呼ばれたんだ」
 
    
       あやと亘に。


静寂を壊す音が、消え入るように響く。
苦しそうな、どこか憐れみを含んだ溜息を伴なって。
 
      ねぇ、
       
      「ほん、とうに、あなたも。莫迦、ね」
 
   
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